富山県は20年度当初予算案に、「防災・危機管理センター(仮称)棟建設事業」として4カ年継続費75億円を設定した。
建設規模はS一部RC造10階建て延べ9039平方メートル。高さ51メートルで、中間免震構造を採用。県庁南別館の東側一部を解体した跡地に整備する。常設の県災害対策本部室、本部員会議室、広域応援部隊等執務室、政府現地災害対策本部室、県庁執務室、プレスルーム、非常用発電機室、無線機械室、備蓄倉庫、屋上へリポートなどを配置し、災害時オペレーションシステムを導入する。交流・展示ホール、エントランス広場、さくらテラス、県庁内保育所、店舗も設ける。平常時には防災関係団体が行う訓練、研修の場として活用する。
システム等関連工事は21年度に着手する。22年度中の供用開始を予定している。
設計は福見建築設計事務所・北電技術コンサルタントJVが担当。