白山市は18日、20年度当初予算案を内示した。一般会計は前年度比3・5%増の501億200万円で、特別会計や事業会計を含めた予算総額は、同3・6%増の859億4834万6000円となった。北陸新幹線白山総合車両所ビジターセンター関連などの事業費が盛り込まれた。
一般会計が500億円を超えたのは14年度以来6年ぶり。この日の記者会見で山田憲昭市長は「子育て施設や学校など教育環境の整備、防災、3地区での土地区画整理事業など必要な予算を確保した。ビジターセンターも形になって動いていく」と述べ、投資的経費の増加が一般会計を押し上げたと説明した。一般会計の主な内容は以下の通り。(新)は新規事業。
▽(新)白山総合車両所等を活用した観光・産業振興事業費 1億2122万円 (仮称)白山総合車両所ビジターセンター測量、実施設計、展示設計など
▽(新)在来線新駅の整備推進費 8865万4000円 (仮称)西松任駅整備に向けた事業の推進(建設負担金)
▽(新)東明小学校増築・大規模改修事業費 2億7304万9000円
▽乳児保育所増築・改修事業費 2億600万円
▽公民館建設等事業費 1億3268万7000円 笠間公民館、宮保公民館の整備に伴う実施設計など
▽(新)新斎場再整備事業費 1億210万円 斎場整備基金積立金と合葬墓建設に伴う実施設計など
▽新工業団地整備事業費 3億3411万7000円(工業団地特別会計) 測量、実施設計など