トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2020/02/18

【三重】鈴鹿PA周辺土地区画整理事業 組合設立

  新名神高速道路の鈴鹿パーキングエリア(PA)の東側に隣接する山本町、大久保町の区域で計画される「鈴鹿PAスマートインターチェンジ(IC)周辺土地区画整理事業」の組合が2月9日の総会で設立し、工事に向けての事業がスタートした。諸手続きを経て、早ければ5月ごろにも造成工事の着手が見込まれる。事業は業務代行方式により行われ、代表企業に戸田建設、構成企業に大和ハウス工業を選定しており、9日に正式に承認した。
 施行区域は、新名神高速道路で19年3月に開通した区間に設置された鈴鹿PA「PIT SUZUKA」東側に隣接する山本町、大久保町の区域で、面積は17・7f。現況は茶畑、山林が大半を占めており、起伏が少ない形状。このうち約14fを産業用地として進出企業に分譲する計画。区域の南側に進入路を整備し、鈴鹿PAにアクセスする主要道路と接続する。1月24日付で設立認可を受けた。事業施行期間は23年3月31日。
 9日に鈴鹿市内で開かれた設立総会には、組合員、来賓、関係者ら約70人が出席し、役員選挙、業務代行者の決定などを承認した。今後、農地転用などの諸手続き、仮換地指定を経て5月ごろの工事着手を目指す。
 総会では、上田正光準備会会長があいさつに立ち、来賓らに対する謝辞や組合設立認可の経緯を述べた。来賓の末松則子鈴鹿市長は、「新たな雇用が生まれ、地域活性化につながる」と期待感を示し、進出企業への奨励金など「企業誘致に向けての支援など全力で取り組む」と話した。役員選出では、総会後の理事会で理事長に上田準備会会長の就任を決めた。

提供:建通新聞社