日建学院富山校の19年度合格祝賀会が15日夜、富山市のボルファートとやまで盛大に開かれ、一・二級建築士や宅地建物取引士、一・二級の土木および建築施工管理技士試験で合格を果たした受講生のほか、来賓や学院講師とスタッフら約90名が参加した。
冒頭、同校を運営する建築資料研究社富山支店の室林秀樹課長が、「今回の一級建築士2次試験は台風19号の影響で、10月の試験が中止となり、12月に延期された。再試験までの2カ月をどう対処するかが課題だった。受験者のモチベーション維持のため、無償で追加講義を実施したが、私たちもどのように受講者に寄り添えば良いのか、探りながら再試験を迎えた」とあいさつ。
来賓からは、富山県建築士会の近江吉郎会長、富山県宅地建物取引業協会の吉田光弘常務理事が祝辞を寄せた。
受講生を代表し、一級建築士合格者の高藤永氏が、「合格までには苦労もあったが、会社や学校の方々など、周りのサポートのおかげで合格することができた」と感謝の言葉を述べた。一級土木施工管理技士の合格者である、石名田広重氏の音頭で乾杯した後、同校の開田剛史支店長から、宅地建物取引士コースの平岡かほりさんに修了証が授与された。
祝宴では、フラダンスショーやアレマー玉井氏のマジックタイム、お楽しみ景品抽選会などのイベントも催され、合格者は講師や仲間と楽しい時間を過ごした。
宅建実務講習講師の武佐和夫による一本締めの後、閉会のあいさつに立った開田支店長は、「今年度の試験に合格され、希望と輝きに満ちあふれた皆さんとともに、めでたく合格祝賀会が開催できたことを心から感謝申し上げたい」と述べた上で、「日建学院の母体である建築資料研究社は、1969年8月の創業より、建設・不動産業界をはじめ、数多くの皆様の支えをいただき、昨年8月に創業50周年を迎えることができた。この場をお借りし、厚く御礼を申し上げる」と話した。
さらに、「今後も創業当初からの精神である業界発展への貢献、当社に携わる人々の幸せを考え、また、受験生を合格へ導くためのプロとして日々研さんを積み、皆様から必要とされる会社・学校として成長していくよう、社員一同精進していきたい」と語った。
日建学院富山校では、独自の学習システムと担当者による受講生一人ひとりに対するサポートにより、19年度も建設関連資格(一・二級建築士、宅建士、一・二級建築施工管理技士、一・二級土木施工管理技士など)で、145名以上の合格者を輩出した。