石川県土木部道路建設課は新年度、一般国道415号羽咋バイパス(BP)2期区間(宝達志水町杉野屋〜羽咋市神子原町間)の整備事業について、「(仮称)羽咋トンネル工事」を本格化するなど、各種工事を推し進めていく構えだ。
事業計画によると、2期区間の施工延長は3・7キロ。うち、バイパス部が延長1・5キロ(宝達志水町杉野屋〜羽咋市福水町間)、現道拡幅部が同2・2キロ(同市福水町〜神子原町間)。羽咋トンネルについては、バイパス部の同市中川町〜宇土野町地内で新設され、延長661メートル、幅員6・0(7・5)メートル。1工区は北都・宮下・勝二特定建設工事共同企業体、2工区は真柄・石田・小倉特定建設工事共同企業体がそれぞれ担当。工期は各21年7月30日まで。
羽咋BPは同市兵庫町〜神子原町地内に至る全体延長7・4キロ、幅員6・0(11・0)メートル〜14・0(30・0)メートル。これまでに1期区間の全線3・7キロ(2車線)、2期区間のうち、現道拡幅部1・28キロが完成、供用している。
総事業費には169億円を見込む。
なお、20年度県重点事業に羽咋BP2期区間の整備促進を盛り込むとともに、国に対して社会資本整備のための交付金確保を求めている。