名古屋市住宅都市局は、2019年度第3回の都市計画審議会を開き、名古屋駅前広場再整備に伴う駅前広場面積の変更や名古屋高速の黄金出入口新設などを付議、審議会の了承を得た。今後、3月ごろの都市計画の告示を目指す。
都市計画における現在の東側駅前広場の面積は約1万2500平方b(嵩上げ式約2400平方bを含む)。これを約1万6300平方b(嵩上げ式約2300平方bを含む)に変更して、歩行者空間を拡充させる。嵩上げ式部分の変更は階段位置の変更に伴う変更となる。タクシー乗降場とタクシープール、一般車の乗降場を分離して設置し、車の動線交錯も解消させる他、福祉のための乗降スペースを一般乗降場に設ける方針。今回の変更により、現在の歩行者空間の面積約6500平方bはリニア中央新幹線開業時には約1万4000平方bとする方針だ。
また、交差点形状の三差路化に伴い、桜通線の起点を東側に変更、延長を約5670b(現行は約5710b)とする他、広井町線の延長を約3120b(同約3090b)とする。
名古屋高速は、黄金出入口のフルランプ化に伴う出入口新設と、新洲崎ジャンクション(JCT)新設に伴う高速1・3号線の都市計画を変更する。
黄金出入口は、現在の出入り口が東側に向かうための入り口ランプと、西側に向かう車の出口ランプのみとなっている。これを西行きの入り口ランプと東行きの出口ランプを追加し、フルランプ化する。これに伴い、九重町線(西行き入り口部、延長約410b)と百船町線(東行き出口部、延長約210b)を新設する。幅員はともに6b。
新洲崎JCT新設は、広井町線の下広井町交差点の東側付近に出入口を新設する。出入口部区間における広井町線の全体幅員は50bで、東行き2車線、西行き4車線の中央分離帯部に高速入り口(幅員6・5b)と高速出口(同8b)を配置する。
ランプ橋は、黄金出入口と新洲崎JCTの標準部で全体幅員6・5b、2車線部で出口が同12・75b、入り口が同11・75b。路面高は西行き出口が最大約31b、東行き入り口が同約23b。
提供:建通新聞社