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滋賀産業新聞
2020/02/17

【滋賀】彦根市の2020年度当初予算案

 彦根市は14日、一般会計483億8000万円、特別会計(5会計)200億3173万1千円、企業会計(3会計)273億1580万7千円、総額957億2753万8千円の20年度(令和2年度)の当初予算案を発表した。
 一般会計の対前年度当初比は、市役所本庁舎の耐震補強・増築・改修工事費や新市民体育センター建設工事費に加え、2024年開催の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の関連事業等による土木費の増により、8・6%の増(38億3000万円増)となり、過去最大の予算規模となった。
 投資的経費をみると、単独事業分が126・6%増、補助事業分が5・6%増。特別会計と企業会計をあわせた総額でも7・7%の大幅増となる予算編成を行った。
 主なものは、今月末の開札を予定する新市民体育センターの整備事業費に20年度分の建設工事費29億5900万円を計上、22年6月完成・同年12月の供用開始を目指して、スポーツと文化がつながる新しい市民の交流拠点施設と位置付ける新市民体育センターの建設工事に取り組む。
 また、道路整備では、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の主会場へのアクセス道路整備とともに、城北幼稚園・小学校および近江高等学校への通園・通学路の安全対策として歩道を整備する松原町工区の松原町大黒前鴨ノ巣線街路事業費に1億4500万円、彦根市域の南北間を結ぶ中心市街地内の都市計画道路として道路を拡幅改良する立花船町線街路事業費に1億3200万円などを計上。
 また、補助金関係では、市内3ヵ所の民間保育所施設整備事業費にあわせて1億2300万円を計上、滋賀カトリック学園の聖ヨゼフ幼稚園における園舎増築など、民間保育所の定員増加に伴う施設の増改築や保育環境の向上を図るための施設整備に対して補助を行う。
 企業会計では、公共下水道事業費に11億3200万円を計上し、整備予定面積27・5f、管渠延長6400bを年度目標に管渠整備を推進。
 また、水道企業会計では、大藪浄水場浄水施設更新事業費に7億0700万円を計上、浄水施設の電気設備・機械設備の更新工事とともに、急速1系の沈殿池傾斜板更新工事を推進。さらに、配水管等整備事業費には5億8400万円を計上し、公共下水道関連の布設替や老朽配水管の更新整備工事などを実施し、安定した水道水の供給を確保するために施設整備を進めていく。

提供:滋賀産業新聞