宇和島地区広域事務組合は、消防本部でもある宇和島消防署を移転新築するため、2020年度中の移転先決定を目指し選定を進めている。新消防署供用は24年ごろを想定していたが、移転先の選定が難しい状況でスケジュールは流動的となる。20年度には専用の部署を設け、候補地決定へ向け関係行政と連携を図る。
宇和島広域地区内には1本部2消防署2消防分署があり、全体の再編や規模なども踏まえ、内部で建物の規模や候補地など建て替え計画の構想を検討している。宇和島消防署と津島分署は、老朽化が進み津波浸水区域にあるため、津波被害がなく住民から利便性の良い場所への移転が計画されている。同時期に建設され老朽化している鬼北消防署、吉田分署は同じ敷地内で順次建て替えを行っていく見通し。
現施設の規模と場所は、宇和島消防署が鉄筋コンクリート造4階建て延べ2532平方b(丸之内5ノ1ノ18、1980年築)、鬼北消防署が鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ417平方b(鬼北町芝222ノ1、79年築)、津島分署が同造2階建て延べ322平方b(津島町岩松甲468平方b、79年築)、吉田分署が同造2階建て延べ322平方b(吉田町立間2番耕地2445ノ1、79年築)。
提供:建通新聞社