松山市は12日、1880億円に上る2020年度一般会計当初予算案を発表した。対前年同期より42億円増で2・3%増加した。うち普通建設事業費は105億3338万円となり、同7億3125万円増、7・5%増加した。上下水道関係の企業会計では、水道会計に165億5800万円(対前年度比4・3%減)、簡易水道会計が5億6920万円(同10・9%増)、工業用水道会計が11億3250万円(1・8%減)、公共下水道会計が302億5040万円(1・0%増)となっている。2月19日から3月18日の日程で開かれる3月定例市議会に諮られる。
主な建設事業は、安全・安心対策では新規水源開発に向けた調査・検討に503万円、4消防署本署と北条支署の燃料タンクなど設置に9211万円、城北支署と南消防署東部支所の消防用給油施設設置に8793万円、6地区への消火専用型耐震性貯水槽設置に1億2428万円、消防団ポンプ蔵置所の耐震化に1億1138万円、番町公民館改築に2620万円、中島と興居島などの防犯灯LED化の助成に4140万円、平井・浮穴保育園の新築に20・21年度で7億2410万円、木造住宅の耐震診断支援に898万円、同じく耐震改修補助に1億2009万円、大規模建物の耐震改修補助に1億1874万円、ブロック塀の撤去など所有者への補助に2560万円、上水道の硬質塩化ビニール管の耐震管への敷設替えに18億6790万円、救護所24カ所への給水ルート耐震化に1億7147万円、容量3000立方b以上の配水池耐震化に7200万円、基幹管路の耐震化に27億4098万円、東中島地区の主要配水管更新・耐震化に9690万円、工業用水管の耐震化に5億4437万円、小中学校への応急給水拠点整備に9368万円。市之井手浄水場に非常用給水設備と場内給水管整備に3028万円。
下水道施設の耐震化に3億7924万円、山西地区の浸水対策雨水管渠など整備に3億1689万円、和泉・古川地区の雨水管渠など整備に2億1146万円、北条第1雨水幹線工事に伴う汚水管と雨水管の移設工事に2623万円、その他地区の汚水管と雨水管の移設工事に2億1326万円、下水排水路など整備に2億3400万円、準用河川改修に1325万円、6カ所の崖崩れ防災対策に8828万円、河川など災害復旧事業に3000万円。
産業・交流関係では、8路線の電線類地中化や歩道整備に2億0876万円、松山外環状線など街路・幹線道路整備に2億5765万円、漁港施設の機能保全工に9000万円、神ノ浦漁港の整備に8040万円、道後の源泉井戸や分湯場の改修に2523万円、土地改良事業に1億2576万円、ため池等整備事業に2202万円、林道整備に3300万円、19年7月の農林土木災害復旧事業に7億0071万円。
環境・都市関係では、北谷地区と河中地区・藤野地区の共同給水施設整備補助に7466万円、城山公園(堀之内地区)の第2期整備のための実施設計に7769万円、都市公園の老朽遊具など整備に3840万円、生活道路の整備に3億5646万円、舗装補修に1億8005万円、橋梁補修に2億3280万円、道路施設補修に5994万円、19年7月の道路橋梁災害復旧工事で発生した災害土砂の撤去・処分に1645万円、西垣生地区と玉谷地区の地籍調査に1億5999万円、住宅リフォーム事業に1億5764万円、松山駅周辺整備事業に21億4921万円、狭隘(きょうあい)道路拡幅に4224万円。合併浄化槽設置補助に7793万円。
公共下水道の管渠整備に28億0847万円、管渠や処理場、ポンプ場の長寿命化事業に12億7480万円、下水道施設のストックマネジメントシステム事業に8億4360万円、大浦地区農業集落排水施設の機能診断調査や最適整備構想の策定に405万円。
教育・文化関係では、中央公園の施設や設備などの改修に4億0771万円、
小学校の長寿命化に向けた改修に7427万円、同じく中学校改修に4667万円、同じく公民館改修に8500万円。新垣生学校給食共同調理場新築に20・21年度で21億6450万円、松山城の屋根瓦や外壁改修に6473万円。
健康・福祉関係では生石・伊台・宮前の児童クラブ室増設に1億3790万円、味生とつばき保育園の仮園舎設置に326万円。
提供:建通新聞社