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建通新聞社四国
2020/02/14

【高知】高知大学付属病院再開発

 高知大学は、2020年度から10カ年計画で行う付属病院再開発の概要を明らかにした。災害拠点病院として機能強化を図るため、既存病棟を改修するとともに免震構造の新病棟を建設し、第二病棟と新病棟で計613床を確保する。
 再開発事業では15年に運用開始済みの第二病棟を第1ステージと位置付けており今後、第一病棟(東)解体と新病棟建設を第2ステージ、第一病棟(西)・中央診療棟・外来診療棟の改修を第3ステージとして進めていく。今後の事業はABCの三つに分け、A工事は第一病棟(西)の一部555平方bを取り壊し仮病棟を設置し、中央診療棟の1〜3階改修および支障配線移設を行う。B工事は既設第一病棟(東)6896平方bを取り壊し、同所に地上9階建て1万8660平方b、349床の新病棟を建設。また、第一病棟(西)は診療管理部門棟にするため受変電設備などを部分改修。中央診療棟は電気室を移転し機械室を改修する。AおよびB工事は20〜24年度の5カ年で行う方針で、実施設計は20年度早期に分割して外注するもよう。
 第3ステージとなるC工事は24〜29年度に第一病棟(西)の部分改修8733平方b、中央診療棟の部分改修2489平方b(リハビリ工事、仮設外来工事)、外来診療棟の全面改修8444平方b、中央診療棟の部分改修1072平方b(1階内視鏡工事)などを計画しているが、今後の動向により流動的としている。
 主なスケジュールは中央診療棟改修が21年1月から、第一病棟(東)取り壊しが22年2月から、新病棟建設は22年11月から工期27カ月−など。事業費は非公表。工事場所は南国市岡豊町小蓮185ノ1。再開発の基本設計は内藤建築事務所(京都市)が担当した。

提供:建通新聞社