農林水産省は、2019年度補正予算のうち、高知県内の直轄事業14地区に11億1000万円、補助事業で県の34地区に27億4600万円を配分した。直轄は全て林野公共事業で14地区中新規着手が5地区。補助対象は農業農村整備事業6地区、林野公共事業23地区、水産基盤整備事業5地区、うち林野公共の11地区で新規着手する。
直轄事業のうち、新規着手する地区と事業費は、猿押山(安芸市)に4000万円、須川山(北川村)に4500万円、野根山大道北山(北川村)に3400万円、伊留谷山(いの町)に4500万円、野々川山(四万十町)に3600万円。5地区とも工事内容は渓間工1基。継続地区では、復旧治山事業の別府山(香美市)に6500万円、野川山(北川村)に9800万円、坂瀬山(本山町)に5800万円、桑ノ川山(本山町)に6300万円、上瀬戸山(いの町)に5800万円、大堂山(大月町)に3100万円、森林環境保全事業の嶺北仁淀地区に6100万円、四万十川地区に2億2800万円、安芸地区に2億4800万円がそれぞれ配分された。またゼロ国債分として、復旧治山事業の別府山(香美市)に4800万円、後口山(北川村)に1億2000万円、森林環境保全整備事業の高知地区に5500万円の配分を受ける。
補助事業のうち、新規着手する地区と事業費は、復旧治山事業の高川(高知市)に4600万円(全体事業費1億5500万円)、久万川(高知市)に4600万円(同1億1900万円)、岩戸(仁淀川町)に4300万円(同7800万円)、安満地bP(大月町)に7300万円(同2億4500万円)、地すべり防止事業の中内bQ(大豊町)に2100万円、森林資源循環利用林道整備事業の日見須大成線(四万十市)、城山栃谷線(馬路村)、舟形線(仁淀川町)、大引割線(仁淀川町)に各2100万円、横倉長者線(仁淀川町)に1600万円、東津野城川線(津野町)に8300万円。
この他、林野公共事業では復旧治山事業の下ノ加江大川内(土佐清水市)、茶や谷(梼原町)、空池(梼原町)、森林資源循環利用林道整備事業の河口落合線(香美市)、押谷線(香美市)、土居柳野線(いの町)、約束田線(いの町)、葛原山線(いの町)、また造林関係にも重点的に配分を受けた。ゼロ国債では復旧治山事業で浦越(四万十町)に1億円が配分される。
農業農村整備事業では、農業競争力強化農地整備事業の入田、利岡、三里(四万十市)、永野(香美市)、米の川、志和(四万十町)の6地区合わせて6億3700万円。水産基盤整備事業では、水産流通基盤整備事業の佐賀(黒潮町)、漁港施設機能強化事業の室戸岬(室戸市)、清水(土佐清水市)、高知市(高知市)、水産生産基盤整備事業の安芸(安芸市)の計5地区に2億9200万円が配分された。
提供:建通新聞社