鳴門市は10日、2020年度当初予算案を明らかにした。一般会計総額は246億6400万円で19年度当初比4億円増、率にして1・6%増となった。一般会計のうち投資的経費は、同比6億3628万円増、率にして36・3%増の23億9128万円。市政発展に資する道の駅「なると(仮称)」整備事業費や老人福祉施設整備費補助金、堀江公民館移転改築事業費などに積極的な配分を行い、市の将来をしっかりと見据えたまちづくりを着実に推進できる予算編成を行ったとした。
建設関係の主なものは、道の駅「なると(仮称)」整備事業に3億1926万円(用地取得、建築実施設計、造成工事など)、文化会館耐震化推進事業に200万円(耐震化検討に向けた事前調査等)、消防団詰所耐震化推進事業に1億6718万円(折野と吉永・中江分団の新築、備前島の耐震改修、三俣・板東南の新築設計、矢倉の進入橋梁拡幅)、公民館耐震化推進事業に2億3669万円(堀江公民館の移転新築工事、工事監理、備品等)−など。
一方、主な特別・企業会計では、公共下水道特別会計が地方公営企業法の適用(公営企業会計の適用)で企業会計(下水道事業会計)へ移行し、資本的支出の総額を6億8906万円とした他、水道業会計の資本的支出が8億4776万円(前年度当初比24・6%減)、モーターボート競争事業会計の資本的支出が16億2656万円(同比27・6%減)などとなっている。
これら予算案は2月19日開会の市議会定例会に提出する。
提供:建通新聞社