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北陸工業新聞社
2020/02/14

【石川】物産館兆建で地鎮祭/白山ゲートウェイとくみつタント/サービス施設、来年度完成へ/ライフ・ハウジング 

 不動産管理などのライフ・ハウジング(金沢市本町1丁目、濱田重隆代表取締役)が白山市徳光町地内で計画する複合施設「白山ゲートウェイとくみつTaanto(タント)建設工事」の物産館は、兆建が受注した。設計・監理はエムアールスタジオ(東京都中野区)。12日に建設予定地で地鎮祭が執り行われ、関係者が今後の安全施工を祈願した。
 北陸自動車道徳光パーキングエリア内で営業を終了した「はくさん街道市場」(旧まっとう車遊館)跡地について、再整備計画が本格的に動き出す格好だ。飲食、物販、サービス施設などを集約した複合商業エリアとなる。管理はグループ会社のライフ・マネジメント(金沢市)が行う。
 計画によると、第1期工事として地元特産物を販売する物産館に着手する。建設規模は、S造平屋一部2階建て延べ約1000平方メートルを想定。このほか、個別の店舗でうどんや海鮮丼、ラーメン、牛丼、カフェ、コンビニの6店舗がそれぞれ出店する。周辺の駐車場についても、傷んでいる個所などが修繕される見通しだ。8月はじめのオープンを目指す。
 第2期では、敷地内の北側で飲食・物販以外のサービス施設を誘致する計画であり、21年度内の完成を目指し、事業を進捗させていく。
 地鎮祭の席上、濱田氏があいさつに立ち、市へ感謝の意を表すとともに、新たな観光拠点として発展していく姿勢を示した。施設の名称に用いた「タント」には、イタリア語で「たくさんの」という意味に加え、「たーんと人が集まる観光拠点」という願いを込めたという。同社は、複合施設について「特に地元の方に使っていただきたい。行政と協調し、官民一体で地域活性化につなげる」としている。

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