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建通新聞社(中部)
2020/02/06

【岐阜】岐阜羽島衛生施設組合 次期ごみ処理施設基本計画改定案

 岐阜羽島衛生施設組合(岐阜市、羽島市、岐南町、笠松町で構成)は、『岐阜羽島衛生施設組合次期ごみ処理施設整備基本計画(改定案)』を公表した。具体的な事業方式を示すとともに概算建設費を最大178億円に変更した。
 羽島市福寿町平方地区に計画している次期ごみ処理施設の整備事業について、地域の状況や立地条件を考慮し、必要な施設規模、ごみ処理方式、公害防止計画などを定めた『岐阜羽島衛生施設組合次期ごみ処理施設整備基本計画』を見直した。
 前計画からの主な変更・追加点として、事業運営計画が「PFI等導入可能性調査結果に準ずるものとする」から「事業を一括して民間事業者に委託するDBO方式による事業実施を行う」に変更となった。
 また134億〜143億円としていた概算事業費を140億〜178億円に変更し、87億〜115億円としていた概算運営費(20年間)を73億〜145億円に変更した。
 施設整備スケジュールは2020〜21年度に要求水準書を作成するに変更した。
 施設規模は日量132dから130dに変更した。
 造成計画で「現況と同じレベルとする」としていた建設用地の計画地盤高は、「浸水対応のため、圧密沈下による周辺に影響がない高さで盛土する」に変更した。
 災害想定は水害時の該当地域を「浸水高0・5b〜3b」から「浸水高5b〜10b」にするとともに震災の最大震度を6弱から6強に変更した。
 地域貢献施設は、地域住民らが利用可能な避難施設とし、入浴施設などの機能を持った地域貢献施設の計画を追加した。配置計画もごみ処理棟とは別棟として管理事務所と見学者施設を合棟にする。
 灰処理方法はごみ処理方式を焼却施設(ストーカ式、流動床式)、ガス化溶融施設(シャフト炉式、流動床式)のいずれかの方式から選択する。
 浸水対策としてプラットホームや重要機器は上階に設置し、1階出入り口に防水扉を採用することを追加した。
 変更・追加前の前基本計画策定は、エイト日本技術開発岐阜事務所(岐阜市)が担当した。
 今後の整備スケジュールは、20年度末までに環境影響評価の作成、20〜21年度に都市計画の決定と要求水準書(案)の作成、21年度末までに用地取得、22〜23年度に事業者選定、24〜27年度に建設工事、28年度から供用開始を目標としている。

提供:建通新聞社