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新建新聞社
2020/02/13

【長野】松本市 20年度当初予算案

村井駅周辺整備は債務32億余を設定、波田中央保育園改築や新庁舎の設計など
一般会計895億1000万、過去最大規模、普建費は101億6127万、前年度比7.8%減
 松本市は、2020年度当初予算案を2月7日の記者会見で発表した。市長選挙の年に当たるため、骨格予算編成としたが、一般会計は895億1000万円を計上。予算額としては過去最大の規模となった。
 建築関連は、村井駅周辺整備事業で債務負担行為(20〜22年度)として、東西自由通路新設および半橋上駅舎本体工事施工委託に32億5353万円の限度額を設定した。新庁舎建設事業は、債務負担行為として設計委託に6766万円(20〜21年度)、コンストラクションマネジメント委託に6544万円(20〜23年度)の限度額をそれぞれ設定した。
 20年度第1四半期に入札が見込まれる、波田中央保育園改築と放課後児童クラブ整備工事に計6億9020万円、島内保育園の園舎増築工事に2億3491万円を計上した。
 土木関連は、橋梁長寿命化事業(防災安全)で9橋の修繕工事と6橋の補修設計に計1億9456万円、林道奈川安曇野線蛭窪トンネル改良工事に8317万円、内環状北線整備事業に34億0380万円、雨水管渠改良事業に4億2162万円、エコトピア山田再整備事業に2億5519万円−など。
 予算規模は、一般会計が895億1000万円で対前年度当初比1.7%増。普通建設事業費は、101億6127万円(前年度比8億6146万円・7.8%減)で、内訳は単独57億9945万円(同17億1953万円・22.9%減)、補助43億6182万円(同8億5807万円・24.5%増)。
 特別会計は地域排水施設事業9289万円(前年度当初比0.5%増)、農業集落排水事業1億0524万円(同6.9%増)、公設地方卸売市場5億0232万(同0.9%増)、奈川観光施設事業2億1210万円(同76.7%増)、松本城7億1765万円(同24.4%増)など、10会計で計514億1506万円(同1.3%増)。新松本工業団地建設事業特別会計は、分譲完了に伴い会計を廃止する。
 企業会計は、水道事業82億9502万円(前年度当初比3.2%増)、下水道事業124億8576万円(同4.3%%増)など4事業で計270億9954万円(同7億4369万円・2.8%増)となった。
 骨格予算であるため、新規に着手する建設事業などの政策的判断を要する事業については、補正予算で対応する。

提供:新建新聞社