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滋賀産業新聞
2020/02/13

【滋賀】近江八幡市の2020年度当初予算案

 近江八幡市は12日、19日に開会する市議会定例会に上程する20年度(令和2年度)当初予算案を発表した。
 18年度に策定した市の第1次総合計画に掲げる6つの基本目標を重点に、「市民との協働によりまちづくりを進めてきた郷土を更にブラッシュアップするため、市民が市のために活力を注いでもらえるよう『ハートフルで市民が主役』を政策目的の主眼に事業を推進するとともに、市の潜在的な魅力を掘り起し、プロモーションすることで、選ばれるまちとして「暮らすなら 近江八幡」を目指した『潜在能力開発予算』と位置づけ、また、持続可能なまちづくりのための行財政運営を視野に入れ、ふるさと応援基金など歳入を確保してきた基金を活用し、『必要な財政投資を実行する予算』を編成した」としている。
 予算規模は、庁舎整備の見直しなどにより8年ぶりに前年度を下回る予算となった19年度当初予算から一転、投資的経費(普通建設事業費)が約11億円(対前年度当初比38・7%)増となって、一般会計総額は16億円(4・9%)増の339億6000万円。特別会計(7会計)160億0480万円(1・2%増)、企業会計(3会計)231億2810万円(4・3%増)を合わせた総額は730億9290万9千円(3・9%増)。企業会計の水道事業会計は10・1%(2億8619万3千円)減、下水道事業会計は2・3%(9473万円)増、病院事業会計は7・5%(11億3543万3千円)増となっている。
 主な事業は、23年度までに整備を行なう方針の新市庁舎整備事業に1億9970万円(2ヵ年でまとめる基本設計と現庁舎耐震補強経費)、小学校施設整備で旧岡山小学校校舎等解体・旧屋内運動場改修に2億4941万円、八幡小学校施設整備で長寿命化を図る屋内運動場大規模改修工事設計などに1483万円、整備検討を進める安土小学校施設整備には老朽度調査等に555万円―など。
 このほか、▽桐原東認定こども園施設整備事業3億4862万円、▽老蘇認定こども園施設整備事業1億1470万円(令和3年度債務負担行為・限度額6817万円も設定)、▽民間保育所施設整備事業1億8377万円(私立ありす保育園増改築)、▽新エネルギーパーク整備事業(竹町都市公園整備事業)5億4952万円(第4期工事〔サッカー場〕、第5期工事〔グラウンドゴルフ場等〕の整備とアクセス道路の整備、※令和3年度債務負担行為・限度額4億0227万円も設定)、▽畜産業振興事業2億5560万円、▽介護施設等整備事業1億9540万円―などを計上。
 道路整備では、▽市営土地改良事業2億2019万円(八幡西中前農道整備)、▽市道維持補修事業7791万円、▽社会資本整備市道改良事業(あんしん歩行エリア整備事業)6810万円、▽社会資本整備市道改良事業(道路ストック長寿命化修繕事業)1億3510万円、▽社会資本整備市道改良事業(近江八幡安土連絡道路改良事業)3610万円(武佐老蘇連絡道路に係る用地測量等)、▽社会資本整備市道改良事業(通学路特化計画推進事業)1億4710万円、▽その他市道改良事業1億0040万円―などを盛り込んだ。

提供:滋賀産業新聞