クラブハウス建設 サッカー場・体育館も 大村市とジャパネットが合意、22年度運用 サッカーj2、V・ファーレン長崎の新たな練習拠点に関し、親会社のジャパネットホールディングスの田旭人社長と大村市の園田裕史市長がそろって会見。黒丸町の市総合運動公園一帯を予定地として、整備を進めていく方針で一致したことを明らかにした。整備案によると、V・ファーレン長崎が隣接地にクラブハウスと屋内練習場を整備。市がサッカー場3面(天然芝2面・人工芝1面)や体育館などを計画している。ジャパネット側が約20億円投資。市の整備費は18億2800万円と試算された。
整備案によると、既存の多目的広場の南側にサッカー場2面を整備する予定。以後、多目的広場を移設。空いたスペースにサッカー場1面と体育館を設ける計画だ。なお、クラブハウスと屋内練習場の建設予定地は公園東側の民有地で、面積は0・6f。ジャパネット側が用地を取得することとしている。
ジャパネットホールディングス側が試算した市の整備費は18億2800万円で、天然芝2面分(1万8000平方b)、人工芝1面分(9000平方b)のほか、体育館4000平方b(バスケットコート3面)の整備が見込まれている。
現時点で、整備費の内訳は天然芝2面分5億2000万円(グラウンド2億4000万円・照明1億6000万円・フェンス1億円・排水設備2000万円)、人工芝1面分2億6000万円(グラウンド1億2000万円・照明8000万円・フェンス5000万円・排水設備1000万円)、体育館10億4800万円(基礎工事2200万円・バスケ部分建築工事8億5000万円・その他部分建築工事1億6500万円・外構整備1100万円)と見積もられている。ほか、駐車場整備や通路等の整備が必要となる。
ジャパネット側は2022年に、クラブハウスとサッカー場2面態勢で運用開始したいとしている。大村クラブハウス構想では、「スポーツを通じた人材育成や強化」「子どもたちの未来につながる環境づくり」を実現したい考え。未来につながる取り組みを進め、サッカーだけでなく、スポーツを通した地域創生にチャレンジしていく構えを見せている。