トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2020/02/12

【鹿児島】霧島市20年度当初予算案(608億)/敷地清掃Cで敷地造成

 霧島市は10日、2020年度一般会計当初予算案を発表した。総額は前年度当初比5・4%(31億円)増の608億となる。そのうち、普通建設事業費には6%増の72億10万7000円を計上。主な事業は、敷地清掃センターの22年度本体着工に向け、敷地造成に着手。総合治水対策では、管路と排水機場の基本設計や樋門で予備設計を委託する。 
 ごみ処理施設整備・運営事業(敷根清掃センター)は、検討委員会の開催や測量・敷地造成設計をはじめ、基本構想・基本計画・基本設計、生活環境影響評価を進める。アドバイザリー業務や敷地造成、市道の付け替えなどは20、21年度で実施。施設整備は22年度から24年度で行い、25年度の供用を図る。 
 総合治水対策(委託料8550万円)は、雨水管理総合計画に基づき都市計画決定、下水道法事業計画策定、都市計画事業認可を経て、補助事業の採択要件を整える、具体的には、隼人姫城地区の管路基本・樋門場予備設計、隼人日当山地区は排水機場基本設計、隼人見次・国分中央地区は排水路浚渫を計画している。
 隼人中学校校舎大規模改造は、1969年度と70年度に整備した13号棟を対象に実施。建物規模はRC造3階建2042u。外壁や屋上防水改修、内装の木質化を行う。また、教室外部に日除けルーバーの設置するほか、バリアフリー対策や照明のLED化、空調設備設置、給排水衛生整備の改修等を想定しており、仮設校舎を設置して実施する。 
 国分運動公園陸上競技場改修は、第3種公認の認定を受けるため必要な改修の設計を予定。トラックとフィールドを全天候型、観客収容人員を5000人以上とする。工事は21年度に実施する。 
 児童福祉関係施設整備(宮内児童クラブ)は、宮内小学校内に整備。年々受け入れ児童数が増加しているほか、現施設が手狭で老朽化しているため建て替える。延べ面積は328・69u。 
 土木関係では、新町線街路整備は、用地5筆の買収や建物補償1棟、山崎線街路整備は道路改良および舗装を予定。隼人駅東土地区画整理は造成計画と仮換地指定通知書作成、建物移転補償、都市計画道路日当山線、整地および1号排水路の整備を行う。 
 このほか、こども館施設整備は、国分ハイテク展望台で空調設備やトイレ等を改修。国分中央高校施設整備は、既存教室を食品加工室に改修するほか備品を購入して、新学習指導要領に対応する。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK