福井県は7日、県庁地下1階の正庁において、令和2年の県政功労者の知事表彰式を挙行した。
この日、2月7日が「ふるさとの日」(明治14年に県誕生)にちなみ、毎年開催。今回は、自治振興功労者12人、ボランティア活動功労団体1団体、治安維持功労者・団体3人1団体、消防功労者2人、社会福祉功労者4人、産業振興功労者11人(和田耕三氏、上木雅晴氏、高崎俊二氏ら)、学校教育功労者5人、教育文化功労者2人、保健体育功労者1人、保健衛生功労者3人の計43人2団体を対象とした。壇上、杉本達治知事から、一人ひとりに表彰状を手渡した。県会議員や、県幹部職員らが見守った。
知事が式辞。福井の発展へ、長きにわたり貢献した功績者を心から称え「産業基盤の安定など、安心と信頼の福井を築き上げてきた。リーダーシップを発揮し、尽力された成果」と強調。さらに新しい令和時代の幕開けを受け、力強く抱負を示し「県政も新時代を迎えた。県民主役や徹底現場主義を掲げ、3年後の北陸新幹線(福井・敦賀開業)、その先の大阪全線開業など、100年に一度のチャンス。人口減少や長寿命化、技術革新等の環境変化のなか、チームふくい一丸となり、県政を一段と引き上げ、自信と誇りある福井を、次の世代へ引き継いでいきたい。今後は新幹線対策を加速させ、福井の豊かな文化や歴史、食などを生かした、ワクワク、ドキドキの面白い地域づくりを。新ビジネスの創出や、魅力ある企業誘致なども」などと意欲を示した。また、来賓の田中宏典県議会議長が祝辞した。