全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　石川県土木部砂防課は、２０（令和２）年度国家予算編成に係る県重点要望の中に、砂防事業の促進（計５個所）を盛り込むとともに、工事等に必要な社会資本整備予算の確保を国に求めている。
　このうち、県土木部では新年度から「法島町１号（急傾斜）」（金沢市）の新規工事着手を目指している。
　要望内容は次のとおり（事業名、事業地、総事業費、事業実施期間、事業内容、２０年度要望、目的―の順）。
▽鵜島２号（急傾斜）　珠洲市宝立町鵜島地内　２億円　２０１７（平成２９）年度〜　法面工・擁壁工３３０メートル　※擁壁工
・斜面から落石が発生。人家を災害から保全する土砂災害対策を実施し、安全安心の確保を図る。
▽鹿波２号谷川（砂防）　穴水町鹿波地内　２億円　１６（平成２８）年度〜　砂防堰堤工２基、渓流保全工　※管理用道路工、用地補償
・避難所である鹿波集会所や、人家２０戸、県道などを土石流から保全する土砂災害対策を実施し、安全安心の確保を図る。
▽山王２号（急傾斜）　金沢市山王町２丁目地内　３億円　１８（平成３０）年度〜　擁壁工１８０メートル　※擁壁工
・要配慮者利用施設である山王こども園や人家をがけ崩れから保全する土砂災害対策を実施し、安全安心の確保を図る。
▽（新）法島町１号（急傾斜）　金沢市法島町地内　２億円　２０（令和２）年度〜　法面工１５０メートル　※用地補償、法面工
・要配慮者利用施設及び避難所である十一屋小学校や人家をがけ崩れから保全するため、土砂災害対策を実施し、安全安心の確保を図る。
▽吉野下川（砂防）　白山市吉野地内　２億３０００万円　１３（平成２５）年度〜　砂防堰堤工１基　※堰堤工
・指定避難場所である白山ろく体育館、および第２次緊急輸送道路となっている国道１５７号を土石流から保全する土砂災害対策を実施し、安全安心の確保を図る。