倉敷市は、(仮称)白楽町汚泥再生処理センター整備について、建設地で施工中の「白楽町ごみ焼却処理場等解体・整備工事」の工期延長に伴い、供用開始時期が当初より半年遅れの2024年3月ごろになることを明らかにした。20年2月にも事業者選定に向けた総合評価一般競争入札を公告する予定だったが、8月をめどに選定を開始する。
今回のスケジュール見直しの結果、事業者の選定後20年12月に仮契約、21年2月議会で承認を得て本契約を締結する。21年度中に実施設計を終えて22年3月ごろに建設工事に着手し、24年3月の供用開始を目指す。
同整備は、解体中の白楽町ごみ焼却場の跡地(白楽町424)約4900平方bに、し尿・浄化槽汚泥を安定的に処理し、効率的に資源化が可能な施設をデザインビルド方式で建設する。
基本計画によると、水処理方式は生物処理方式、資源化方式は汚泥助燃剤化。計画処理量は、し尿が1年当たり4167`g、浄化槽汚泥が4万7088`g、生ごみが5・7d。施設規模はし尿が1日当たり14`g、浄化槽汚泥が144`g、生ごみが30`。この処理方式による概算事業費は建設工事費が約42億4000万円、20年間のランニングコストは約35億9000万円。
基本計画策定と事業者選定に向けた発注支援業務は、復建調査設計(岡山市北区)が担当している。
「提供:建通新聞社」