岡山県は、林業技術研修施設の新築について、2020年度早々にも本体工事などを発注する方針でいる。地方創生拠点整備交付金を活用し整備を進める。
県は2月補正予算案で、20年度当初予算からの前倒しとして事業費3億6373万円を計上しており、早期発注に向けての準備に入った。
新施設の規模は、研修棟が木造(CLTパネル工法)平屋286平方b、屋内実習棟が木造(枠組工法)平屋267平方b。研修棟には30人規模の研修室をはじめ就職相談室や事務室、シャワー室、更衣室、多目的トイレなどを設ける。屋内実習室では梁下の高さを7b確保し、丸太の伐倒練習などが可能とする。梁部分はトラス構造。21年4月の開所を予定している。
既存の研修宿舎「那岐寮」を取り壊した跡地に建設する。那岐寮の規模は木造平屋310平方b。近接する林業普及展示館(同構造102平方b)なども解体する。建設地は勝央町植月中。
基本・実施設計と既設建物の解体設計は山陽設計(岡山市中区)が担当している。
「提供:建通新聞社」