2020年度当初予算で建設費計上へ 免震構造部分の性能評価準備や審査に時間 鳥栖市は、新庁舎建設について実施設計の完了時期を再び見直し、2月末とした。その後、住民説明会を行い、2020年度当初予算で建設費の計上を行う予定だ。
新庁舎の建設地は現庁舎のある同市宿町1118番地などで、全体の敷地面積は3万0692平方b。現庁舎を使いながら新庁舎を建設するため、新庁舎は現庁舎の北西にあるグラウンド内(約8500平方b)に設置する。
基本設計時点での概算事業費は約65億9000万円を見込んでおり、内訳は▽新庁舎建設費約50億9000万円(本館約47億8000万円、北別館約3億1000万円)▽外構・解体費約10億円▽設計費等約5億円としていた。
基本設計の完了後、設計内容を見直す期間を設けたことにより実施設計の着手が遅れ、実施設計の完了を当初予定していた6月末から11月末に変更。さらに、本館の免震構造部分について、性能評価の準備や審査に想定より時間が掛かり、再び実施設計の完了時期を変更して2月末とした。
同市は実施設計の完了後、住民説明会を行い、20年度当初予算で建設費などの計上を行う予定としている。