徳島県は、1日付で「蔵本公園プールスタンド改築他設計業務」を開始した。委託先は松村建築計画研究所(鳴門市)。2021年3月20日までの期間で業務を進め、早期整備に備えていく。
蔵本公園内にあるプール施設について、50bプールを中心に1000席の観客席の確保、スタンドのバリアフリー化を図るもの。熱中症対策でスタンドとプール部分に屋根を設置する。
業務では、既設プールスタンドの解体設計、観覧棟とプール上屋の新築工事設計、改築工事中の観覧席・更衣室等の仮設工事設計、同改築工事に伴う周辺外構工事設計などを行う。解体対象の既設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1600平方b。また、新築する観覧棟の計画規模は同造3階建て延べ約2500平方b、プール上屋は鉄骨造約4000平方bとなっている。
この他、改築工事中に対応する仮設スタンド等は、全て鉄骨造平屋で、各延べ床面積は観覧場が約850平方b、事務所・更衣室等が約500平方b、設備上屋が約100平方bなどを見込む。今のところ、本年度中に簡易設計の完了を見込んでいる他、5月10日までに解体設計と仮設設計の完了を求め、20年度内の業務全体の完了を目指していく。20年度以降早期の整備着手が見込まれているが、埋蔵文化財の調査などが必要で時期は流動的。
事業は都市計画課が所管するが、設計業務・工事等は営繕課が担当する。順調なら20年度内に既設解体工事と仮設工事の発注が見込まれ、本体の改築は21年度以降になる見通し。
施工場所は徳島市蔵本町1ノ76ノ2。
提供:建通新聞社