旧市民病院跡地の活用で熊本市は、売却に向けた検討に入る。1月29日の公民連携プラットフォームで、市が方針案を示したもの。対象は駐車場を含めた敷地約1万6700平方b。民間事業者に対し、3月までに現地説明会と個別相談会を実施し、マーケットサウンディング結果をまとめる。
熊本地震で被災した東区湖東1丁目の市民病院は、早期再建を図るため東町4丁目に移転新築し、2019年10月1日に開院した。現在、管理棟を除く北館、南館、ロータリー、駐車スペースについて21年3月15日(予定)を期限に解体工事が進められている。
売却等の対象となるのは、旧病院敷地1万3655・68平方b(容積率300%・建ぺい率80%)、第2駐車場2636・25平方b(80%・30%以下)、第3駐車場444・19平方b(200%・60%)。
サウンディングでは、売却方法として▽管理棟を含む旧市民病院跡地と第2・第3駐車場敷地▽管理棟とロータリー以外の敷地▽管理棟以外の敷地▽前記のうち旧病院跡地を一括または分割―を示し、商業施設導入の可能性と商業施設以外の利活用見込みや、事業用定期借地権設定による長期貸し付けなど売却以外の運用方法などへの意見を、民間事業者から聴いた。
2月13日に現地説明会、3月中旬から下旬にかけて個別相談会を実施する予定で、4月上旬までにマーケットサウンディング結果を公表。その後、売却を含めた具体的な作業に着手する。
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