大阪市と大阪教育大学(大教大)は、教職員の育成などを目的とした合築施設の建設を計画している。建設予定地は大阪教育大学天王寺キャンパス敷地内を想定しているが、現時点では未定としている。どちらが建設事業の主体となるかも未定。市は2020年度に自前調査を実施し、計画を具体化していく考えだ。
市と大教大は1月31日、同施設の建設に向けた基本協定書を締結した。松井一郎大阪市長は「多様化する教育課題に対応するため、教職員のスキルアップは必要不可欠。新たな教育センターを設置することで、子どもたちの教育環境の向上につながることを期待している」と述べた。また、栗林澄夫大教大学長は「全国的に見ても類例のない取り組みとなる。直面する教育課題に対応することはもちろん、未来の教育を見越した取り組みを進めていきたい」と話した。
提供:建通新聞社