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北陸工業新聞社
2020/01/31

【新潟】賑わい、交流創出など評価/旧小千谷総合病院跡地整備/審査講評/フージャースグループ提案 

 小千谷市は、公募型プロポーザルで優先交渉権者にフージャースグループが選定された「旧小千谷総合病院跡地整備事業」について、審査講評を公表した。
 同事業はBTO方式により、本町1丁目地内の旧小千谷総合病院(延べ1万9800平方メートル)を解体した跡地に、図書館を中心に郷土資料館、ダンススタジオ、音楽スタジオ、多目的室、屋内・屋外広場、カフェなどの機能を盛り込んだ施設を建設するもの。建設規模はS一部RC造2階建て延べ約4850平方メートル。3月の事業契約締結後、事業者は特別目的会社(SPC)を設立し建設と運営を行う。設計・建設期間は3月から22年12月末で、開業準備期間を経て23年4月の供用開始を予定。運営期間は38年3月末まで。
 フージャースグループは▽代表企業=フージャースホールディングス▽構成員=植木組、シダックス大新東ヒューマンサービス、新潟ビルサービス▽協力企業=アイ・イー・エー、石本建築事務所、フージャースリビングサービス、フージャースウェルネス&スポーツ、遠藤書店−で構成。委員6人からなる審査委員会(委員長・澤田雅浩兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科准教授)を設置して審査を行った。
 審査委員会からは提案内容について「事業の目的である賑わい・交流・憩いの創出、多様な機能の融合・相乗効果の発揮などに関して、民間独自のノウハウを生かした様々な工夫が見られた」と評価。その上で「人材の確保・育成や資金確保の面で継続的な努力を求めるとともに、イコールパートナーシップ構築の観点から、民間事業者と市民、市による協力体制の構築および運営の視点が重要になる」とした。

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