トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2020/01/31

【大阪】淀川左岸線延伸部シールドTN予備設計推進

 国土交通省浪速国道事務所は、淀川左岸線延伸部(門真市薭島〜大阪市北区豊崎)約8・7`のうち、国道479号(内環状線)花博記念公園西口交差点付近〜緑地橋交差点(花博記念公園前)付近延長約1`に整備するシールドトンネル区間の構造検討などの予備設計に着手した。これでシールドトンネル全区間の構造検討に着手した。また、NEXCO西日本や阪神高速道路会社が施行する区間も含め、淀川左岸線延伸部の全区間でも予備設計などが始まっている。
 業務は日本シビックコンサルタント大阪支店(大阪市北区)に委託。履行期間は9月30日。
 シールドトンネルは外径約13bで、東行きと西行きの2本を施工する。トンネル内の道路幅員は約8・5b。大阪市北区側と門真市側のトンネル端部に立坑(発進、到達は未定)を整備する。
 シールドトンネル区間はこの他、花博記念公園西口交差点から西側の延長約7`区間も同社に委託し、3月末の納期で既に構造検討に着手している。今後、予備設計が完了すれば、関係機関協議を引き続き進め、詳細設計に進んでいく。
 シールドトンネル区間以外でも予備設計などに着手しており、門真ジャンクションから高架部、掘割部をNEXCO西日本が計画設計、門真市側の開削トンネル部を浪速国道事務所が予備設計、同線2期と延伸部が接続する新御堂筋からシールドトンネル西側立坑までの開削トンネル部を阪神高速道路会社が予備設計中だ。
 この他、門真市側の開削トンネル部の工事に入る前の“準備工事”となる「淀川左岸線延伸部鶴見地区整備工事」を発注済みで、井上工業(大阪市淀川区)が落札。中央分離帯にある水路用の鋼矢板を引き抜き、仮設の水路を整備する工事を行う。延長は約300b。開削トンネルの施工に備える。

提供:建通新聞社