日本工業経済新聞社(群馬)
2020/01/30
【群馬】県地すべり防止工事士会が技術講演会を開催
NPO法人群馬県地すべり防止工事士会(青柳剛理事長)は29日、2019年度技術講演会を群馬建設会館で開催した。群馬県建設技術センター(上原幸彦理事長)の後援で行われたもので、会員や県および市の職員など185人が参加した。
会の冒頭、あいさつに立った青柳理事長は「19年度は多くの災害に見舞われた。国会で災害対策の審議が行われている。引き続き、事前防災の観点から国土防災全体を見直していく必要がある」と語った。上原理事長も19年度に発生した災害について触れ「改めて土砂災害の予想の難しさ、避難の重要性を感じた」とし「1日も早い復旧に向けて支援を継続する」と意気込んだ。
来賓を代表して登壇した県森林環境部森林保全課の小山兼広課長は「防災減災には皆さんの知識と、豊富な経験に裏付けされた技術力が必要。この会でされら技術を磨いていただきたい」と呼び掛けた。
講演は「近年の土砂災害事例と消防救助活動」と「令和元年度の山地災害について」の2部構成で行われた。