トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2020/01/30

【新潟】県民最優先の県政/花角知事が会見/入札契約制度改善に意欲 

 花角英世新潟県知事は29日、定例記者会見を開き、行財政改革行動計画に基づく「低入札対策等検証会議」の設置にあたっての意欲を語った。
 同会議は、第三次新潟県建設産業活性化プランの施策である低入札対策等について、外部有識者が検証を行うもの。2月5日に第1回、3月中旬に2回目を開き入札契約制度の改善に向けた方向性を取りまとめる。花角知事は「国が19年4月に制度を大きく変え、全国の都道府県単位でも見直しの動きがある。発注者が適正な価格で注文し、受注者がダンピングで疲弊することのないようにしたい。低価格の影響で品質が守れないようでは困る。地域に必要な建設業者が生き残れるよう、バランスのとれた制度を考える」と話した。
 また、今年の暖冬少雪について問われた花角知事は「海外からのスキー客が減り、新型肺炎による中国からの観光客減少と合わせてダブルパンチになった。農業への影響も懸念される」と述べた。その上で「資金繰りを支援する特別制度や、除雪待機料の支払前倒しなどの対策を取っている。動向を注視し、次の手が必要かどうか見極めたい」とした。

hokuriku