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日刊建設工業新聞
2020/01/30

【鳥取】2月臨時補正/単県伐開・掘削に10億円計上

 県土整備部は、単県事業の樹木伐採・河道掘削10億円を「2月臨時補正」に盛り込む。20年度予定していた県下109カ所を年度内に前倒して着工、洪水時の河川水位を低下させて氾濫を防止する。
 今回の伐採・掘削は「国土強靭化3カ年緊急対策」の補助事業を充てられないカ所が対象。河川整備計画が未策定だったり、過去に洪水実績のない比較的小規模な河川を抽出して対策を実施する。
 同部河川課の説明によると、「3カ年緊急対策」の補助対象外で、対策を必要とする河川は県下367カ所。うち19年度は「6月補正」後、6カ所に7000万円を予算化している。
 次いで2月臨時補正では、県財政に有利な「緊急自然災害防止対策事業債」を活用し、樹木伐開は小江尾川(江府町小江尾)など47カ所に3億円、河道掘削は土師川(智頭町木原)など62カ所に7億円を計上する。
 2月臨時補正は、来月3日招集予定の臨時会で可決後、各県土が年度内の執行に踏み切る。配分予定は、すでに「ゼロ県債」の導入で予算を確保してある鳥取県土以外を手厚くし、八頭と中部に各1億5000万円、米子と日野に3億5000万円ずつを配分する。

日刊建設工業新聞