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建通新聞社(東京)
2020/01/30

【東京】小山三丁目第1地区再開発、アセス計画書まとめ

 小山三丁目第1地区市街地再開発準備組合は、第1種市街地再開発事業の実施に先立ち環境影響評価調査計画書をまとめた。東急目黒線武蔵小山駅の南側に位置する品川区小山3丁目の約1・5fを事業区域に、地下2階地上39階建て延べ約11万8000平方bの再開発施設を新築する計画。2023年度の着工、28年度の完成を目指している。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅前通り地区と武蔵小山パルム駅前地区の2地区で第1種市街地再開発事業が進められている。小山三丁目第1地区はこれらの南側約1・5fが事業区域(敷地面積約1万1000平方b)。細街路を再編して密集市街地を集約するとともに、老朽化しているマンションを更新し、さまざまな居住ニーズに対応する質の高い都市型住宅を整備。周辺住民の生活利便性を高めるため低層部に地域貢献施設を導入する。
 再開発施設の整備に当たっては、敷地を@(約7800平方b)とA(約3200平方b)の2区画に区分。敷地@に地下2階地上39階建て延べ約11万平方bの高層棟、敷地Aに地下2階地上3階建て延べ約8000平方bの低層棟を建設。高層棟に住宅約950戸や店舗、地域貢献施設を配置し、低層棟に店舗を整備する。駐車場は自走式(地下2階)とタワーパーキングで合計約600台分を確保する。
 この他、補助第26号線と区道T―218号線を拡幅し駅前広場と一体となった広場状空地や、商店街と連携したにぎわい・憩いの場となる広場状空地を整備。パルム駅前地区と連携した歩行者ネットワークを形成し、駅と商店街との回遊性を向上させる。
 23年度に既存建物の解体工事を開始して約1年間で完了させ、24年度に再開発施設の新築工事に着手する。
 事業協力者として三菱地所レジデンス(千代田区)、日鉄興和不動産(港区)、大林組(港区)が参画。再開発施設の設計や調査計画書の作成は三菱地所設計(千代田区)が担当している。

提供:建通新聞社