地方職員共済組合福井県支部(福井県人事企画課内)は、19年3月末をもって閉館した越前岬保養所「水仙荘」について、土地・建物を民間に売却する方向で検討を進めている。
民間譲渡を目指し、まずは土地の境界を確定させるとともに、民間の意向などを調査する方針。今後のスケジュールなど詳細は未定。
水仙荘(越前町血ケ平)は、高台に位置し、大広間(63畳)、展望風呂、大会議室、プールなどを備えた保養所。77年度建設の建物で、既存規模はRC造3階建て延べ2233平方メートル(19室、定員60人)。
93年にリニューアルを実施し、10年からは運営を民間に委託してきたが、宿泊者数は93年の1万1056人をピークに、17年には5507人まで減少。昨年3月末で営業を終了していた。