「サンセット牛之浜景勝地」道の駅整備促進協議会(会長・西平良将阿久根市長)の第3回会合が23日、同市役所であった。今後のスケジュールや事業進捗などの確認ほか、候補地を現地視察した。南九州西回り自動車道・阿久根川内道路の開通に合わせて進められる同事業は現在、3月をめどにアクセス道路の検討や地質調査を推進中。今後プロポーザルによる業者選定を実施して基本計画に着手し、2021年3月の策定を目指す。
場所は、道の駅・阿久根と望海ドライブインの間の国道3号沿いの山側を造成。物産館、休憩・情報発信、防災機能を備えた施設を計画し、全体面積は約1万5500uを見込んでいる。
協議会では、昨年に行った国土交通省などへの要望活動を報告。事務局から「西回り自動車道を地域振興に生かす取り組みをはじめ、既設する道の駅・阿久根の見直しなど方向性がしっかりしている。課題を整理し、連携して進めていこうとの見解が示された」などと話した。また、九州電力と連携を行う検討をしている状況が伝えられた。
委員からは、開業時期について質問。予定される大川ICの供用時、熊本や鹿児島からの利用者を呼び込むためには道路全線供用時かなど、ふさわしい時期を問う意見などがあった。
現地では、西回り道本線から5m下がった所で、国道3号まで23mの高さなど、整備予定地の位置を確認した。西平市長は「東シナ海が一望できる素晴らしい景観が楽しめる」などと感想を述べた。