ロート製薬(大阪市生野区巽西1ノ8ノ1)は1月21日、同社のマザー工場である上野テクノセンターに国内外向けスキンケア製品を製造する新工場を増設するため、三重県庁で伊賀市と立地協定書を締結した。投資規模は90億円。11月の着工を目指しており、今後、施工者を選定する。
新工場の計画規模は、鉄骨造4階建て延べ1万9600平方b。AIやディープラーニングを活用し、センサーとカメラによるI・Iot化、再生可能エネルギーの活用、省エネルギー機器の採用など人と環境に配慮したスマート工場を目指している。再生可能エネルギーには、地中熱や太陽光発電を活用する。稼働開始は2022年9月を予定しており、稼働後、24年度見込みで生産能力を年間約4000万個にする。
建設地は、伊賀市ゆめが丘7ノ4ノ1で、既存の目薬やスキンケア用品を製造する工場の隣接地にある倉庫エリアの一部施設を取り壊して建設する。工場用地面積は2万7498平方b。
締結式に出席した山田邦雄会長は「20年ほど前に伊賀市に主力工場を建設した。スキンケア製品の売れ行きが好調なため、敷地内に新工場を建設することとなった。AIやIotを取り入れた、未来型の工場にしたい」と話す。
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建通新聞社