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滋賀産業新聞
2020/01/23

【滋賀】大津市 橋梁長寿命化計画(個別施設計画)を策定へ

 大津市は、市内全域の橋梁1003橋を対象に「橋梁長寿命化計画(個別施設計画)」を策定する。年度内をメドに内容を取りまとめる方針だ。
 同計画は、既策定の大津市橋梁長寿命化修繕計画(重要橋梁170橋)や橋梁台帳、橋梁点検結果を基に、大津市の管理する全橋梁(1003橋)に対し、コストの縮減化、道路ネットワーク安全性の確保、計画的かつ効率的な橋梁の維持管理を目的として、実効性・実現性の高いものとする。
 計画期間は、インフラの状態が経年劣化や疲労等によって時々刻々と変化することから、定期点検サイクル(5年)を考慮のうえ設定。対策の優先順位は、対象橋梁の状況(環境・路線重要度)や劣化・損傷の状況(橋梁健全度)、耐荷力など安全性や使用性、経済性の視点から、ライフサイクルコストが最小となるような管理水準を設定し、対策の優先順位を明確にし、個別施設の状態等については、過去の点検によって得られた橋梁の状態について、橋梁毎に整理する。
 今後のスケジュールとして、2月14日に入札により担当コンサルタントを決定、対策内容と実施時期は、対策の優先順位及び個別施設の状態等を踏まえ、次回の点検・診断や修繕、更新、更新の機会を捉えた機能転換・用途変更、複合化、集約化、廃止・撤去、耐震化等の必要な対策について、措置内容や実施時期を施設毎に決めていく。なお、更新については、修繕の場合と架替え(更新)の場合のライフサイクルコストを比較し、更新の方が経済的であると認められた場合のみとしている。

提供:滋賀産業新聞