魚津市立星の杜小学校新築事業竣工式が21日、同校体育館で開かれ、全国初のオール木造3階建て校舎の完成を、関係者や児童約400人が盛大に祝った。
住吉、上中島、松倉小学校が統合した同校は、文部科学省の「木の学校づくり先導モデル事業」に選定され、17年8月に校舎本体(W造3階一部2階建て延べ4420平方メートル)、18年12月に西棟(W造平屋建て371平方メートル)が着工。19年2月に校舎本体が完成し4月に開校している。西棟とグラウンド改修工事が、今月完成した。総事業費は20億6300万円。
式では、村椿晃市長が「星の杜小学校を魚津市が誇る木造建築物として、全国に広くPRしていきたい」とあいさつ。石倉彰市議会議長が祝辞、野口高志校長と児童代表2人が謝辞を述べた。
設計は東畑建築事務所・鈴木一級建築士事務所JV、校舎本体の主体が山形建鐡・東城・朝野工業JV、電気が北陸電気工事、給排水衛生が寺崎設備工業所、空調が畠山工業、西棟の主体が千田建設、電気が倉元電機商会、機械が寺崎設備工業所、木材調達がうおづ木材調達JV(新川森林組合、尾谷林業、梅田製材所)が担った。