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北陸工業新聞社
2020/01/22

【石川】交流拠点(公共)に10億円余/羽咋駅周辺整備基本計画で素案/市議会全協/概算事業費提示 

 羽咋市は21日の市議会全員協議会で、羽咋駅周辺整備基本計画の素案を提示した。官民連携で取り組む旧商業施設跡での「駅周辺賑わい交流拠点(仮称)」について、公共部分の概算事業費が約10億6000万円になると試算した。
 交流拠点は、同市川原町の旧商業施設「マルシェ」跡地に▽交流▽広場▽商業―の3機能を集約した施設として整備。事業費は、民間部分を除いた公共、共用部分の床面積を合計約3000平方メートルと想定して算出した。このほか外構工事費に約1億円、解体費に約2億8000万円を見込む。
 基本計画には、交流拠点施設周辺の都市計画道路川原町線(延長140メートル、幅員15メートル)の延伸も盛り込んでおり、概算事業費は約7億円。さらに長者川改修(紺屋橋の上流側約400メートル区間)には事業主体の県と連携し、整備促進を図る。
 交流拠点施設の導入機能には、屋内公園や絵本コーナー、図書カフェ、eスポーツ、料理教室、ダンス・エクササイズ、都市型スポーツ、イベント広場、軽食カフェ、生活日用品店、ホテル、スポーツジム、クリニックなどを想定。敷地利用に関しては▽エントランス▽広場▽施設▽駐車場―の4ゾーンに区分する。
 事業手法に関しては、DBO(設計・建設・運営)方式やPRE(公有地活用事業)方式を有力な手法と捉えており、新年度に予定する詳細な官民対話などで最終的に絞り込む。基本計画は2月に実施するまちづくり懇談会やパブリックコメント(意見募集)を経て3月末までに策定する。
 新年度は交流拠点施設に伴う解体工事や用地取得、官民対話、事業手法の確定のほか、川原町線の基本設計に着手する計画だ。21年度以降に実施設計や工事などを予定する。

hokuriku