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建通新聞社四国
2020/01/21

【高知】高知県教委 高校再編へ11・3億要望

高知県教育委員会は、2020年度当初予算に県立高校再編計画関係に11億3235万円を要望している。東部地域拠点校の施設整備に向けては、実施設計と安芸桜ケ丘高校の既存校舎改修に充てる方針。また清水高校の高台移転に向けた校舎の設計費も盛り込んでいる。
 東部地域拠点校は、安芸中・高校と安芸桜ケ丘高校を統合し、安芸桜ケ丘高校の場所に新設。既存の本館棟と体育館を解体した跡地に、新たな本館棟と体育館を建設する。現在、東畑・艸建築設計JVで基本設計を進めており、20年度から実施設計に入り、21年度の発注に備える。基本設計前に示された想定規模は本館棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ5481平方b、体育館が同造3階建て延べ3746平方b、両施設をつなぐ渡り廊下が804平方bなど。
 本館建築中に生徒が授業を受けられるよう、20年度は既存の電気実習棟、化学実習棟、建築科棟、土木家庭科棟で、間仕切りなどの内部改修や施設長寿命化に向けての改修も実施する予定。
 東部地域拠点校は23年4月に開校予定。場所は安芸市桜ケ丘町784。
 清水高校は、現校舎が海に面しており、南海トラフ地震発生時に津波被害を受ける可能性があるため、土佐清水市清水ケ丘の清水中学校近隣に高台移転する。20年度は校舎の設計を外注する予定。規模は未定だが、1学年当たり定員80人の全日制普通科を2学級、定員40人の定時制を1学級確保する方針。建設するのは校舎のみで、体育館とグラウンドは清水中学校と共用する。現段階では23年度をメドに移転を完了する考え。

提供:建通新聞社