小松島市産業建設部競輪局は、2020年度に競走路補修と照明工事、女性選手用宿舎建て替え設計、21年度に同宿舎建て替え工事を発注する予定。
競走路の概要は周長400b。幅員は10・3b〜8・3b(ホーム〜センター)、みなし直線距離55・5b、センター路面傾斜は約29度。改修後28年が経過し老朽化していることから、路面補修を急ぐことにし、併せて照明を新設する。女性選手用宿舎は、多くの競輪場で開催しているガールズ競輪に対応した建物を建設するもので、20年度中に設計を進め、21年度中の工事発注に備える。
競輪事業の予算は、12月補正で施設整備費(20〜29年度限度額)25億円、開催業務費(同〜同限度額)4億8000万円の債務負担行為を設定。また、17日からの臨時議会に競輪事業特別会計補正予算案として設計費5000万円を諮っており、予算措置については近く確定する。
小松島市競輪局は本年度、メインスタンドなどの整備とレース開催業務の事業者を一括委託する方向で募集していたが、事業者が決まらなかったことから、競走路などの一部施設を競輪局で先行して整備することにした。事業者の募集は、20年度に委託方法を見直す。
現施設は敷地総面積3万7822平方b、収容人数4000人(延べ床面積約5900平方bのメインスタンドなど)、発売窓口102、払戻窓口33、自動販売機6台、自動発払い機7台、駐車場は6カ所1000台。場所は小松島市横須町5。
提供:建通新聞社