文部科学省は、2020年度国立大学法人等施設整備実施計画協議予定事業(当初予算)を明らかにした。本県関係では、鹿児島大学の桜ケ丘キャンパスにある総合研究棟改修Vや郡元キャンパスで図書館等耐震改修を計画。また、発注に向け入札手続きが進む外来診療棟・病棟(A棟)に着工する。
総合研究棟改修(RC造8階8663u)改修は現在、U期(3〜8階、3410u)の内外装および耐震改修を整備中。V期(改修面積2920u)は設計を綜企画設計(東京都)、設備設計は総合設備計画(同)に委託。履行期限は4月28日まで。
桜ケ丘キャンパス内では、ライフライン再生(給排水設備)や基幹・環境整備(共同溝等)も予定している。
外来診療棟・病棟(A棟)は、一般競争により発注手続きが進む。建物規模は、SRC造地上8階地下1階建2万8840u(120床)。工期は24年1月31日までで、建築は3月18日、電気と機械の設備2件は同25日に開札する。現病院を運営しながら工事を行うため、特に各搬出入の動線確保など周辺環境への配慮が求められている。
郡元キャンパスでは、築後20年以上が計画している図書館等耐震改修を見込む。また、19年度補正では郡元キャンパスのライフライン再生(給排水設備)を計画している。