県大津南部農業農村振興事務所は、16年度事業採択の「県営草津用水2期地区土地改良事業」の一部となる草津市野路地先の「草津用水第2段工区」を施工地とする管更新整備で、「常盤」「二段」「笠縫」の3用水路のうち、「常盤そのC」と「常盤そのD」の2工事を19年度中にも、「笠縫用水路」を20年度以降発注したい方針だ。
「常盤」は3工事に分離し18年度に「その@」を西武・アヤシロJV、「そのA」を西村建設、19年度に「そのB」を三東工業社に発注し、続いての総合評価方式となる公算が高い「常盤そのC」、伯母川におけるサイフォン工も含めた「常盤そのD」の2工事―について順調にいけば19年度内の発注を目指す。
また「笠縫用水路」は関連する協議が順調に進めば20年度以降の工事発注を見すえているが流動的。第1〜3工区に分けて行う「二段」は「第1工区」を桑原組、19年度に「第2工区」を三東工業社、「第3工区」を小林建設にそれぞれ発注している。
なお、事業費は18年度当初予算に8億5000万円、18〜20年度の3ヵ年の債務負担は総額23億円。19年度当初予算は8億2000万円を措置している。
用水路の工事概要は、▽「常盤用水路・その@」=推進工FRPMφ1350_×L811b、推進・シールド併用工FRPMφ1000_×L1196b、▽「常盤用水路・そのA」=パイプインパイプ工法管更新φ1460_×約200b、▽「常盤用水路・そのB」=パイプインパイプ工法管更新φ1460_×約500b、▽「常盤用水路・そのC」=開削工ダグタイル管φ1500_×L約600b、▽「常盤用水路・そのD」=サイフォン工および開削工ダグタイル管φ1500_×L約200b、▽「二段送水路第1工区」=推進工FRPMφ800_×L240b、▽「二段送水路第2工区」=推進工L約172b、▽「二段送水路第3工区」=開削およびパイプインパイプ工法管更新φ800_×L約130b、▽「笠縫用水路」=推進工FRPMφ800_×L40b、推進・シールド併用工FRPMφ800_×L742b―。
なお、「常盤」「二段」の設計は内外エンジニアリングが担当。
提供:滋賀産業新聞