アステラス製薬(東京都中央区日本橋本町、安川健司代表取締役社長CEO)は17日、富山市興人町地内の富山技術センター内に「第3発酵棟(仮称)」を建設すると発表した。4月の着工を目指す。
建設規模はS造3階建て延べ約7200平方メートル。生産子会社であるアステラスファーマテックの富山技術センター敷地内に、免疫抑制剤プログラフ(タクロリスム水和物)の原薬製造施設として新設する。総工費は約100億円。21年8月の完成を予定している。
富山技術センターは、約100の国・地域で販売されているプログラフの原薬製造、製剤・包装を担う。最新鋭の製造施設を新たに設けることで、高品質な製品の安定的供給やより強固な生産体制の構築を図る。