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　月末にも成立する政府19年度補正を見据え、平井伸治知事は16日、対応して編成中の県補正案に触れ「公共投資だけでも１３０億円を超えてくる状況」と説明した。その上で「速やかに防災工事などに着手したい」と述べて、２月定例会を待つことなく臨時会を招集する考えを示した。
　昨年12月、閣議決定された政府19年度補正予算案は、自然災害や経済リスク変動への対策、農林水産業の強化などが盛り込まれている。今後20日召集の通常国会に提出され、今月内にも成案する見通しが出てきた。
　国補正に対応した２月臨時補正について、平井知事は「相当規模が積み上がってきている」と定例会見で述べ、岩美道路など地域高規格道路に26億円、河道掘削や河川・砂防に16億円などを挙げ、公共事業費は１３０億円を上回るとの見方を示した。
　このほか、畜産クラスターや産地生産基盤パワーアップ事業などの農林水産関係などを含め、２月臨時補正は全体で１６０億円超が見込まれている。
　今後、通常国会の動向をにらみ、２月初めの臨時会招集に向けて県議会と日程を調整する。

日刊建設工業新聞