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建設経済新聞社
2020/01/17

【京都】木津川運動公園(北側区域) 民活整備見据え市場調査

 京都府は、民間活力の導入により新たに整備を検討している城陽市の府立木津川運動公園(北側区域)について、民間事業者との対話により活用アイデアなどを調査するサウンディング型市場調査を実施する。16日に実施方針を公表した。
 木津川運動公園(城陽市富野、寺田、長池)は、ほぼ中央に位置する新名神高速道路により、南側区域(平成26年3月に一部供用開始)と北側区域に分かれている。
 未整備の北側区域約19f(西側の先行整備エリア約14f、東側の将来構想エリア約5f)については、今年度から計画見直しに着手しており、基本計画策定後は、令和2年度下半期頃に都市計画変更などの手続きを進め、令和3年度早々に都市計画決定を行い、公園設計、公園工事を進め、令和5年度の一部開園を想定する。
 都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park−PFI)など民間のノウハウを活用した官民連携による再整備を検討しており、民間事業者の公募、公募施設の工事も並行して進める考え。
 北側区域の公園の方向性は、▽子育て支援、健康長寿、働き方改革(健康づくり)、多様性を認め合う共生社会の形成などの都市課題に対応する公園▽新名神高速道路のスマートインターチェンジやアウトレットモールに近接する地理的優位性を活かした、賑わいや地域振興に資する公園▽新たな需要を喚起できるオンリーワンの魅力に溢れ、周辺環境に相乗効果を生み出す公園▽緑が充実し、緑を活かした公園(山砂利採取地であった東部丘陵地の自然再生)。
 サウンディング市場調査の対象は先行整備エリア約14f。公募内容は、@当該公園の方向性についての市場性や事業アイデアA事業参入に関する条件や行政への要望。対象は木津川運動公園の利活用による事業の実施主体となる意向を有する法人又は法人のグループ。
 1月29日開催の現地見学会・説明会の参加申し込みは1月24日まで受け付ける。
 第1回サウンディングは2月4日と2月6日(申込みは1月30日まで受け付け)、第2回サウンディングは2月26日と2月28日(申込みは2月19日まで受け付け)に実施する。
 3月下旬に実施結果概要を公表する予定。
 担当は京都府建設交通部都市計画課(рO75−414−5272)。
 また府は、府民等を対象に北側区域の先行整備エリア約14fについて、「あったら良いと思う公園の機能や施設のアイデア」「公園でしてほしい、したい活動やイベント」のアイデアを募集している。アイデアは2月28日まで受け付ける。