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建通新聞社
2020/01/17

【大阪】大阪府市 新大学C整備に計10億円要求

 公立大学法人大阪が森之宮エリアに計画する新大学のメインキャンパス整備について、大阪府と大阪市は2020年度当初予算に関連事業費としてそれぞれ約5億円を要求している。民間活力導入の可能性調査や不動産鑑定、既存キャンパスの改修設計などが内容になると見られる。
 建設予定地は大阪市城東区の森之宮エリアで、敷地面積約2万6300平方b。用途地域は準工業地域(容積率200%、建ぺい率60%)。新キャンパスの規模は▽共通教育系=3万3000平方b▽人文科学系=1万平方b▽リハビリテーション系=8500平方b▽生活科学系=1万6000平方b▽福利厚生など=2万8500平方b―の計約9万6000平方bを想定している。事業費は約1000億円を想定しており、25年度の開設を目指す。
 新キャンパス整備に向けては、施設の規模・内容・配置に関する検討業務をみずほ総合研究所、既存キャンパスに関する条件整理と課題の検証業務を東畑建築事務所大阪事務所にそれぞれ委託して進めている。いずれも納期を6月30日としており、建物構成や規模などを具現化させたい考えだ。
 新キャンパスの整備費は、一部の既存キャンパスの売却益などを財源とする方針。新キャンパス完成後の学舎構成に羽曳野キャンパスが入っていないことから、同施設が売却対象となる見込みだ。

提供:建通新聞社