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滋賀産業新聞
2020/01/17

【滋賀】近江八幡市 西中前農道の再整備

 近江八幡市農村整備課が、当初予算に1億3000万円の工事費を計上し、今年度の着工を予定していた「団体営農道整備事業桐原馬淵1期地区(西中前農道)」は、国の交付金が用地買収・建物補償に要する金額にとどまり、着工は次年度に先送りとなったことがこのほど明らかになった。例え国の補正で工事予算が確保できても、来年の農地作付けが決定しているため、秋の収穫後の着工となる。
 同事業は、同市古川町の市道江頭古川線と市道江頭9号線の交わる変則交差点を起点に、益田町の八幡西中学校前、赤尾町、八木町の田園地帯を通過し、先線が通称・官庁街通りと呼ばれる市道黒橋八木線となる県道大房東横関線「八木町」信号を終点とする通称・西中前農道(L約2q)の再整備。
 現道は、74年(昭和49年)から91年(平成3年)にかけて行われた県営桐原馬淵T期地区ほ場整備事業により幹線農道として整備されたもので、幅員は約6b。当時は農業外の通過交通量は少なく、本来の耕作道路としての機能が発揮されていたが、近年は一般車両の利用が増え一日当たりの交通量は1万1000台を超え、農産物の収穫、防除作業、搬出など、安全な農業活動に支障をきたしている。
 このため、農作業スペースを確保するとともに、大型車両などの通行による舗装の劣化に対応、現在の交通量に耐えうる舗装を構築する。計画幅員は、車道を片側3・25bで2車線を確保し、農作業スペースも片側3・25bを両側の設け、全幅は約15bとなる。これに伴い、道路の両端を走る農水管(パイプラインL約3・3q)も付け替える。
 16年度(平成28年度)に農水省の事業採択を得て整備に向け準備を進めて来た。総工費約3億7000万円を見込む。

提供:滋賀産業新聞