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　新潟県土木部道路建設課は、主要地方道佐渡一周線（外海府海岸北道路）について、残事業費２９億５０００万円を投じる計画だ。
　防災・安全交付金事業を活用するもので、佐渡一周線は、佐渡市窪田を起点とし佐渡市椿尾に至る佐渡島を外周し、島内交通網の骨格道路と位置付けられる主要幹線道路であり、第２次緊急輸送道路に指定されているほか、沿線地域の生活を支える生活道路としての機能も有する補完路のない唯一の路線。しかし、急峻な地形で急勾配、幅員狭小、線形不良により車両の安全かつ円滑な交通に支障をきたしている。このため、道路拡幅を実施することで交通事故の減少や落石、土砂災害を原因とした災害危険箇所解消による大幅迂回の解消、災害拠点病院（佐渡総合病院）へのアクセス向上などが期待される。
　残事業は、延長２・６キロ（現道拡幅、橋梁３橋）。事業個所は佐渡市真更川から北鵜島地内。９６年度に事業着手し、２５年度の完了を目指す。総事業費５０億２６００万円に対する進ちょく率は４１・３％となっている。