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日刊建設工業新聞
2020/01/16

【鳥取】竹中、懸樋ら大和リースGに/県立美術館整備運営/期間20年間は142億円

 2024年度の開館を目指す県立美術館で、県教委は15日、整備と運営を民間に委ねるPFI事業者に大和リース、竹中工務店、懸樋工務店らを中心としたグループを選定したと公表した。年度内に選定事業者と本契約を締結し、20年度から設計に着手、21年10月にも着工する。
 事業者の選定では、今月9日に県民参画型の公開プレゼンテーションが開催され、3グループがそれぞれの設計や建設のコンセプトを提案。翌10日にかけて審査会(委員長・林田英樹元文化庁長官)が大和リースグループ案を最優秀提案として選定し、落札者に決定した。落札額は142億6598万1372円(税込み)。予定価格143億4483万5000円。
 新しい美術館は倉吉市駄経寺町の市営ラグビー場2万平方bに整備される。大和リースグループ案は3階建て。大きな屋根の南側に庇(ひさし)を設けた外観が特徴で、軒下に集うイメージを創出した。
 1階は東側にエントランスプラザのほかギャラリー、レストラン、キッズルーム。2階に展示・収蔵スペース、3階には企画・特別展示や展望テラスを配置する。
 今後、県教委は仮契約を締結した上で2月県議会に諮って議決後、年度内に本契約を結ぶ。20年度から基本・実施設計に取り掛かり、21年度に着工し24年度中に完成させる。事業期間は今年3月から40年3月31日まで計20年間。
 今回選定の詳しい審査結果について、県立博物館は構成員を含めた各グループの提案評価と審査講評を2月上旬に公表すると説明している。

日刊建設工業新聞