多治見市は、小・中学校や幼稚園、学校給食施設の施設長寿命化に向けた整備計画案を公表した。その中で笠原小学校と笠原中学校を統合し小中一貫校とする方針などを明らかにした。同計画案では2020年度〜23年度までを実行計画として、小・中学校については施設を建て替えるグループと施設を改修するグループに分類するとともに整備時期を示した。計画期間は58年度までとして4年ごとに計画の見直しを行う。
対象となるのは、小学校13校と中学校8校、幼稚園2園、学校給食施設5施設。安全性の確保や教育機能の向上、施設の有効活用を目的とし、長寿命化を目指す。
建て替えるグループは笠原小学校(笠原町3387ノ9)と笠原中学校(笠原町2455ノ12)、精華小学校(十九田町2ノ119)の3校。笠原小学校と笠原中学校を統合して小中一貫校とする。20年度に検討委員会を設置し基本構想を作成する。21年度から設計などの業務を行い24年度に工事着手、26年度の完成を目指す。
建設地は既存の笠原小学校敷地内か笠原中学校敷地内の他、別用地(未公表)も検討しており、19年度内にも候補地を絞り込む。
また精華小学校が手狭であることから施設の規模を見直し建て替える。笠原小中一貫校の完成後事業に着手する。
その他、改修するグループは昭和小学校などの19校で実施期間は23年度まで。屋根、屋上防水を10校で行い、外壁改修を4校で、防災設備の更新を16校、電気設備の更新を12校、機械設備更新を5校、内装改修を5校で行う。
また幼稚園では小学校との複合化も視野に整備の方針を決める。学校給食施設は食育センター(仮称)を新設して既存の3施設を移転し統合する。
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建通新聞社